【G大阪】劇的勝利での連勝に宇佐美貴史「活気に満ちた状態」公式戦3連勝で天皇杯決勝へ
ガンバ大阪は7日、ジュビロ磐田戦(9日、ヤマハ)に向けて非公開練習を行った。 G大阪は10月23日のリーグ名古屋グランパス戦に続き、同27日の天皇杯準決勝でも横浜F・マリノスに勝利。延長戦での劇的白星で23日の決勝進出を決めたことで、チームは良い雰囲気でこの磐田戦に臨むことができそうだ。 取材に応じたダニエル・ポヤトス監督は「天皇杯で決勝に進めたことをすごくうれしく思うし、幸せに思っている。ただ、天皇杯のことは1度頭から消して、(リーグで)できる限り上位に進めるように明後日の試合に臨みたい」と磐田戦に集中して臨む考えを口にした。 続けて、対戦する磐田については「次の試合は、自分たちがボールを失った時が大事になる」とコメント。今季28試合17得点のFWジャーメイン良(29)が最前線にいる磐田のカウンター攻撃への警戒し、その強みを出させないよう戦うことを強調した。 FW宇佐美貴史(32)もチームを「活気に満ちた状態。最後まで戦いきれるチームになっている」と表現し、良い状態で試合に入れると捉えている。10月5日の北海道コンサドーレ札幌戦で2ゴールを決め、名古屋戦と、天皇杯準決勝で勝利を呼び込むアシストをしてきた背番号7は自身のパフォーマンスにも納得の表情。「横パスした選手がミドルを決めるとかではなく、(受けた選手に)ワンタッチで決めさせることができている。アシストの質は上がってきている」。続けて「ほんまやったらもっと(アシストが)付いていると思う。(坂本)一彩みたいに決めてくれる選手がいたらアシストがもっと増えて評価されるんで、福岡(将太)、ウェルトンあたりには見習って欲しい」と笑い、チームとしての決定力アップを願った。 残留争いに巻き込まれている磐田がより強い気持ちで臨んでくると思われるだけに、この試合でも試合への入り方は重要になる。名古屋戦のように立ち上がりにゆるい雰囲気を出さないことはチームとして強調されており、ポヤトス監督は「ふわっと入ってしまったらやられる。ゼロ(試合開始)からマックスでやっていくことが大事」と試合開始のホイッスルの瞬間から集中した戦いを求めた。【永田淳】