定年退職したら、今使っている「クレジットカード」はどうなりますか? 年金以外の収入が期待できないために「限度額」が引き下げられたりするのでしょうか?
退職時にはカード会社へ報告しよう
クレジットカードを所有・使用するには、審査に通過しなければいけません。クレジットカード会社ごとに審査の内容や基準は異なるものの、申請時には住所や氏名のほか、勤務先や年収も入力・選択しているでしょう。 定年退職すると、勤務先や年収が変わる人が大半です。そのため、退職に伴い使用しているクレジットカードの発行会社へと報告をする必要が生じます。 実際に、クレジットカードの利用規約に、届け出事項に変更があった場合には、所定の手続きをするよう記載しているところがほとんどです。定年退職に伴い年金の受給を開始した人は、年金の受給金額を収入としてクレジットカード会社へと伝えましょう。 年金は安定的な収入源の一つとみなされます。クレジットカード会社としても年金受給者ということのみを理由に、使用を停止したり限度額を引き下げたりすることはないでしょう。
定年退職後もこれまで通りクレジットカードは使用できる
多くの店舗で使用可能なクレジットカードを、定年退職後も使い続けたいと考える人は多いでしょう。定年退職を迎えても、これまで通りクレジットカードの使用は可能です。限度額も、基本的には維持できます。 ただし、原則として退職時にはカード会社へ、勤務先や年収の変更を届け出なければいけません。その内容によっては、新たなカード発行時に限度額が引き下げられる可能性があります。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部