「見て見て!と逆立ちや側転を披露」ピンクベージュのスーツで愛子さまが見せた“はじける笑顔”【初の単独地方公務】
陛下と愛子さまの木登り
愛子さまが、スポーツをなさったり、観戦したりすることがお好きになられた背景には、天皇家のご教育があるようだ。 天皇家には、子どもの頃から身体を動かすことはとても大切なことだというお考えがある。 「一般の子どものように好きなところで自由にスポーツをするわけには行かない環境ですから、御所の庭などで遊びながら身体を鍛えられていました」(宮内庁関係者) 愛子さまがご誕生になってから、まず行ったとされるのが「ナルちゃん体操」だといわれる。上皇后の美智子さまは、教育方針の「ナルちゃん憲法」とは別に、この体操を健康維持のために考案されたそうで、それが愛子さまに受け継がれたといわれる。 ご誕生されてまだ歩けないうちは、内御所の浴室の隣の部屋で手足を伸ばしたり、曲げたりをゆっくり繰り返した。手足をぶらぶらさせて、指を結んで開くことを繰り返す。 歩けるようになると、身体を使った遊びを積極的に取り入れられた。 天皇陛下も愛子さまも、ご家族が見守る中、庭で木登りをなさっていたそうだ。宮内庁が提供する写真の中にも、お二人が愛子さまの幼稚園ご入園前に木登りをなさっている姿が写ったものがある。 陛下が2歳の頃には、皇居の廊下に細い角材が持ち込まれたそうだ。当時の東宮侍従だった浜尾実さんは、かつて、「宮さまは何回もその上をバランスを取りながらそっと渡っていましたが、次第に小走りに渡っては戻られるようになりました。こうした遊びの中から、身体の安定感を養われていかれたのでしょう。庭には丸太棒も置かれていて、踏まれたりぴょんぴょんと踏んだりまたがったりなさりながら足腰の筋肉をつけられたのです」と語っていた。 この教育には、幼少期に危ないからと運動を制限されていた上皇陛下のお考えがあったと浜尾さん。 良く知られている、上皇陛下がテニスをなさっていた姿からは想像しがたいが、子どもの頃はどちらかというと運動が苦手だったといわれ、陛下には重いものを持ち上げたり、引っ張る力などをつけさせたりしたいというお考えがあったそうだ。