<勝利へ・2021センバツ鳥取城北>勉強も野球も全力で 学年末試験前に全員で自習 /鳥取
今春のセンバツに出場する鳥取城北では、10日から16日までの日程で学年末試験が行われる。普段は「野球漬け」の野球部員たちも、この時期ばかりは白球をペンに持ち替えて猛勉強。9日の放課後には鳥取市西品治の校舎内で「直前勉強会」が開かれ、部員たちは真剣な表情で問題集やプリントに取り組んだ。 野球部は定期試験ごとに部員全員が参加する勉強会を開き、部員たちの学力アップを図っている。この日は午後3時から約3時間にわたって開かれ、部員たちは学年別に分かれて教室に入り、それぞれ苦手な教科を中心に自習を続けた。 成績が悪くて補習を受けると、補習翌日の練習に参加できず、雑用などを行う「練習補助員」を務めなければいけないのが部のルールだ。数学が得意で英語が苦手という内田洋平外野手(2年)は「センバツ直前の大切な時期に補習を受けて練習から外されるわけにはいかない。しっかり勉強して試験を乗り切りたい」と話していた。【望月靖祥】