中東の富豪に愛される日産「パトロール」。日本生まれの最強SUVはアブダビで進化を続けていた
さらに、旅の出発前には4輪に備わるエアサスペンションによって、まるでラクダがひざまずくようにボディを下げて荷物を積みやすくしてくれるし、道中は車内に内蔵された赤外線センサーが乗員の体温を常時チェックし、必要に応じてエアコンの温度や風量を調整してくれる。
もちろん、2つ並べられた14.3インチディスプレイにはGoogleがビルトインされているため、音声だけであれこれ操作できる。
新型日産パトロールは、2024年11月1日からアラブ首長国連邦や、サウジアラビアなどで販売が開始される予定。 またパトロールのアメリカ版である新型「アルマーダ」も2024年9月に発表され、2025年の発売が予定されている。 どちらも製造は、現行型と同様日産の九州工場だと思われるが、だとしたら数台だけでもいいから、船に載せずに最寄りの日産ディーラーに運んでもらえないだろうか。 パトロールの価格は6万5000ドル（約953万円）から。それでアラブのVIP気分に浸れるのなら、結構乗りたい人はいるんじゃないだろうか。 籠島康弘＝文
OCEANS編集部
