ホコリも積もれば…配線器具の火事に注意 テレワークの普及で増加傾向 電源プラグなど小まめに掃除を
メ~テレ(名古屋テレビ)
そろそろ年末の大掃除のことが気になり始めている方も多いのではないでしょうか。コンセントなど配線器具の手入れ不足が、火事を起こす恐れがあります。 コンセントに接続されたままの電源プラグなどは普段、掃除が行き届かず、ほこりが溜まりやすくなっています。そのまま放置するとーー ほこりに微弱な電流が流れ、火災を起こす危険があります。製品評価技術基盤機構、NITE(ナイト)に去年までの過去5年間で報告された配線器具の事故は153件あり、そのうちの8割で火災が発生しています。 プラグとテーブルタップとの間に水分が入り込み、ショートして火災が発生。住宅が全焼し、死亡者が出たケースもあります。 年末の大掃除が気になり始めるこの時期。NITEは、事故を防ぐための5つのポイントを呼びかけています。
事故を防ぐためのポイント
ポイント1。電源プラグやタップは小まめに掃除。水槽などの近くで使用する場合は水がかからないようすること。 ポイント2。電源プラグが変形していないかを確認。変形した場合は、使用しないこと。 ポイント3。机やイスなどでコードを踏みつけていないかを確認すること。断線していると、異常発熱や発火の危険があります。 ポイント4。テーブルタップは、最大消費電力が決められています。使用する電気製品の消費電力の合計が最大を超えないように使用すること。 最後にポイント5。プラグやタップが発熱していたり、焦げたにおいがしたりするなど、異常を見つけたら使用を中止すること。 NITEによりますと、最近はテレワークの普及で配線器具の使用が増えていて、2021年度から事故の報告件数が増加傾向にあるということです。