課題と丁寧に向き合い、まずは支配下登録へ。カープ・前川誠太が『変わるため』に挑戦していること
激しい優勝争いの真っ只中にいるカープ。ここでは、一軍を目指し、日々二軍で汗を流す若鯉たちの声を紹介する。今回は2021年育成ドラフト2位・前川誠太の現在に迫る。 【写真】育成再契約から支配下登録を果たした岡田明丈 敦賀気比高から育成ドラフト2位でカープに入団し、今シーズンでプロ3年目を迎えた前川。昨シーズンは二軍で56試合に出場した。 「1年目、2年目と同じような成績しか残せなかったので、何かを変えないといけないと思った」と口にした前川は、「今年はバッティングの前にルーティンをつくって、それを崩さないようにしています。自分のメンタルを安定させる狙いもあります」と試行錯誤の一端を明かす。東出輝裕コーチからは守備面を、福地寿樹コーチからは打撃面の指導を受けながら、まずは1日も早い支配下登録を目指す。 「自分の体調やコンディションによってバットの重さを変えるなど、どんな状況でも結果を出せるように準備をしておく大切さも、改めて感じています」と、一つひとつの課題と丁寧に向き合う。 「目標はとにかく支配下。それだけです」と語る前川は、二軍では出場機会を順調に増やしている。攻守で見せる非凡なセンスを、一軍の舞台で見たいと願うファンは多いはずだ。
広島アスリートマガジン編集部