エキサイティング・ドレッシィ【2】ツインカム2000搭載のピラーレス4ドアハードトップ
シリーズ:エキサイティング・ドレッシィ、ひとつ先の世代の始まり【2】1986年式 トヨタ カリーナED Gリミテッド 【画像10枚】全高はきわめて低いが、FF駆動方式を採用したことにより1080mmという十分な室内高が確保。Gリミテッドの前席に標準装備される8ウェイスポーツシートは、サイドサポートとランバーサポートが電動式 ここまでスタイリングにこだわったクルマであれば、居住性が犠牲になっていると疑いたくなる。ところが、しっかりと確保されているのだから、さすがはトヨタといったところだ。 また、名前こそカリーナを名乗っているが、メカニズムはカリーナではなく、エンジンをはじめとしたプラットフォームをセリカと共通としたことで、スポーティな走りが約束された。 おしゃれでスポーティな、スキのない4ドアは、小さな子供を持つヤングファミリーの人気を呼んだ。さらに当時は「ハイソカー」が一大ブーム。マークⅡよりもコンセプトが斬新だったピラーレスの4ドアハードトップは、デートカーとしてももてはやされた。そんな時代背景もよりいっそう、このクルマを夜景に溶け込ませている。
Nosweb 編集部