U-22日本代表は要注意!? パリ五輪、強力すぎるライバル国(3)いつも五輪は本気! 東京で涙を呑んだ逸材軍団
2024年7月より開幕するパリ・オリンピックの出場国が現時点で16チーム中10チーム確定している。その中から大岩剛監督率いる日本代表にとって強力なライバルとなり得る強力なチームを紹介する(オーバーエイジを除いて出場資格があるのは2001年1月1日以降に生まれた選手)。
U-21スペイン代表 監督:サンティ・デニア オリンピックをフルメンバーで戦うことで知られるスペインも優勝候補の一つに挙がるだろう。東京オリンピックにはMFペドリやFWミケル・オヤルサバル、DFパウ・トーレスら直前に行われたユーロ(欧州選手権)のメンバーも招集したが、1992年大会以来の金メダルにはわずかに届かなかった。 ルイス・デ・ラ・フエンテがA代表の監督に昇格して以降はサンティ・デニアが率いており、直近はMFガブリ・ベイガ(アル・アヒル)やMFハビ・ゲラ(バレンシア)、DFアルナウ・マルティネス(ジローナ)らを招集している。彼らだけでも十分に強力で、A代表の選手をほとんど招集しなかった今年のU-21欧州選手権でも決勝に進出している。 この戦力に加えて、A代表の選手がパリ五輪に参加するとなると、大会は一気に盛り上がることになりそうだ。その動向に注目が集まるのがバルセロナ勢で、MFペドリ、MFガビ、DFアレハンドロ・バルデ、FWラミン・ヤマル、FWアンス・ファティ(ブライトンへローン移籍)、DFエリック・ガルシア(ジローナへローン移籍)といった面々が出場資格を保持している。従来のオリンピック代表であれば、彼ら全員を派遣する可能性も高いが、一方でバルセロナ側への負担があまりに大きいため、全選手がパリ五輪に出場する可能性は低いと考える。 彼ら以外にもビッグクラブへのステップアップの噂が絶えないFWニコ・ウィリアムズや(アスレティック・ビルバオ)やFWジェレミー・ピノ、MFアレックス・バエナ(以上ビジャレアル)らにもオリンピック出場の可能性が残されている。東京オリンピックでの“忘れ物”を取りに帰るために、どれだけ本気になれるかが順位を大きく左右しそうだ。
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