冬型強まり強い寒気が南下 6日にかけて新潟県では局地的に積乱雲が発達 風が強まり高波に 土日は平地でも積雪予想【10日(火)までの雨と雪のシミュレーション・5日午後6時更新】
新潟県を含む北陸地方では6日、冬型の気圧配置が強まり、さらに上空およそ5500メートルには氷点下27度以下の強い寒気が流れ込む見込みです。 新潟県内は6日夜遅くにかけて海上を中心に風が強く吹き、海はしける所があるとして、新潟地方気象台は高波に注意・警戒を呼びかけるとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意を呼びかけています。 【画像】今後の雨・雪シミュレーション(3時間ごと) 気象台によりますと、新潟県内は大気の状態が非常に不安定となり、局地的に積乱雲が発達する見込みです。新潟県内では、8日にかけて“大雨警報”の可能性があるということです。 また風も強まりそうです。予想される最大風速は海上で18メートル、陸上で17メートルなどとなっていて、気象台は、風が予想よりも強まった場合は、下越と佐渡で“警報級の高波”になる可能性があるとしています。 ■波の予想 ▼6日に予想される波の高さ 下越・佐渡 5メートル 上越・中越 4メートル 8日(日)にかけて、さらに強い寒気が流れ込んで、さらに冬型の気圧配置が強まる見込みです。そのため北海道や東北の日本海側、北陸などを中心に荒れた天気となり、新潟では山沿いを中心に雪となって、平地でも積雪となる所があるとしています。積雪や路面凍結による交通障害に注意が必要です。 今後の気象情報に注意してお過ごしください。 ■交通情報 まずは鉄道です。強風が見込まれるため、新潟県内のJR在来線の一部路線で遅れや運休が発生する可能性があります。 ▼特急いなほ(JR白新線・羽越線) ・上り いなほ8号 秋田 10:44発~新潟行(秋田~酒田間 区間運休) ・下り いなほ1号 新潟 8:22発~秋田行(酒田~秋田間 区間運休) ▼在来線…始発から午後3時ごろまで上下線で遅れや運休が発生する可能性 信越線(直江津~長岡)、羽越線(村上~酒田)、越後線(柏崎~吉田)、弥彦線(吉田~東三条) 佐渡汽船は、新潟~両津間のカーフェリーは全便運航を予定するものの、ジェットフォイルの運航に影響が出る恐れがあるとしていて、利用する場合は最新の運航状況を確認してほしいとしています。
また、NEXCO東日本 新潟支社は6日から8日にかけて、関越道(群馬・新潟県境)付近や上信越道(長野・新潟県境)付近で、まとまった強い降雪に注意が必要だとして、冬用タイヤの装着とタイヤチェックを確実に行い、余裕を持った運転を心掛けてほしいとしています。また今後の予報によっては、通行止めとなる可能性もあるということです。
新潟放送