<春に駆ける’22センバツ>選手紹介/9 聖光学院・三好元気右翼手/只見・山内優心右翼手 /福島
◇双子の弟と切磋琢磨 聖光学院・三好元気(みよし・げんき)右翼手(1年) 双子の兄。弟の力生(りき)も聖光学院野球部だ。小学2年の時に一緒に野球を始め、ずっと同じチームで切磋琢磨(せっさたくま)してきた。 「リモコンの取り合いなど、小さなことでけんかはしてきたが、ずっと一緒にいるのでなんだかんだ仲良しです」と笑う。地元の神奈川を離れて入寮する時も「一人じゃなかったので心強かった」と相棒の存在に感謝している。 スポーツ漫画を愛読し、中でもバレーボールをテーマにした人気漫画「ハイキュー‼」に出てくる「お前の後ろは、俺がいる」というセリフがお気に入りだ。「野球という競技にも、右翼手を務める自分にも通ずる部分がある」と話す。 「やるべき事を全力でやり、チーム全員で日本一を獲りに行く」と闘志を燃やす。 175センチ、72キロ。右翼手。右投げ右打ち。 ◇遠投90メートル超える強肩 只見・山内優心(やまうち・ゆうしん)右翼手(2年) 会津若松市出身。昨秋の県大会では主に2番を打ち、チームトップの打率と打点、盗塁を記録する活躍を見せた。遠投が90メートルを超えるチーム1の強肩を買われ、捕手もこなす。 小学校高学年の時に、当時楽天にいた美馬学(千葉ロッテ)が完封した試合を仙台で見て、「制球が良く、一人で投げきる姿がかっこよかった」と野球を始めた。高校入学当初は投手もやっていたが、「他のポジションの方が活躍できる」と野手に専念した。 保育士の母の姿を見て育ったことから、将来の夢は母と同じ職業に就くこと。好きな食べ物は「父が作ってくれるタコライス。実家に帰ったらいつも作ってくれる」。 憧れの人物は「ジョジョの奇妙な冒険」の作者として知られる荒木飛呂彦氏だ。=つづく 174センチ、65キロ。右翼手、捕手。右投げ右打ち。