水川あさみ「バランスがうまく取れないことの方が多い」 映画界での女性を取り巻く環境を明かす
■映画界を志す女性たちへメッセージ
イベントの最後に、映画界を志す女性たちへメッセージを求められた水川さんは「私の話になってしまうんですが、プロダクションに所属していたのをやめて独立したっていうのが、ちょうど6年くらい前になるんですよね。それまでは私は割とテレビドラマの仕事がすごく多くて、だけど映画にずっと関わりたい、舞台もやりたいっていう自分のやりたいことっていうものがすごく明確にある中で、プロダクションにいるのはちょっと違うなと思って独立したんです」と独立した経緯を明かしました。 さらに、「その頃の業界の動きっていうのは、“出る杭(くい)は打たれる”じゃないけど、煙たがられる存在になった時期もあったんですが、でもやっぱり映画に関わりたいっていうすごく純粋な気持ちで、私なりに一歩ずつ一歩ずつ、やってきたつもりだった。何年か前にたくさん映画で賞をいただくこともできて、そこでやっと“映画の神様が肩を組んでくれた、やったぜ”っていうことがあった。だから本当にすごく当たり前のことだけど、やっぱりその純粋な気持ちで何にどう関わっていくかそれは、女性であっても男性でもそうなんですけど、何が起きても自分の確固たる気持ちは変わらないんだっていう強いポリシーっていうか、マインドを持ち続けるっていうことがすごく大事な気がします」と語りました。