〝当たったら痛い変化球〟を追い求める巨人・菅野智之を直撃。〝併殺スラット〟を「あえて真ん中低めに投げる理由」とは?【後編】
■〝当たったら痛い変化球〟を追い求めたい お股 各球種の仕上がり状態を改めて振り返ると、今季は過去最高にストレートの強度があり、あとはスライダー次第という状況ですよね。 菅野 スライダーの強度を上げる、強く曲げるということに尽きますね。 お股 曲げようとして曲げるというよりも、結果として強いボールがいくのが理想ではありますよね。 菅野 表現が正しいのかわからないですけど、〝当たったら痛い変化球〟を追い求めたいですね。当たったらケガをするかもしれないくらいの曲がりの強さを目指しています。 お股 最後に、今季の抱負も伺いたいです。巨人にとっては阿部新監督のもと、打倒阪神を掲げるシーズンであり、菅野投手にとっては復活の一年になるかと思いますが、改めていかがでしょうか? 菅野 去年は何もできなかったシーズンでしたからね。一昨年も成績自体は良くなかったけど、多少は納得できるものがあったシーズンでした。でも、去年は本当に何もできなかったので......。だからこそ、今年に懸ける思いは強いものがあるんです。結果でしっかり見返せるように頑張ります。 お股 今日はありがとうございました。大の菅野ファンとして、復活を応援しています。 撮影/小池義弘