ハイウェイめし甲子園で1位の常磐道・友部SA上り線に感謝状 茨城県笠間市
北海道から長野県までの高速道路の各サービスエリア(SA)とパーキングエリア(PA)で提供される食事のおいしさなどを競う「NEXCO東日本 ハイウェイめし甲子園」で今春、第1位に輝いた常磐自動車道・友部SA(上り線)の総料理長へ、地元の茨城県笠間市から感謝状が贈られた。 栄えある1位を獲得したのは、同SAの総料理長を務める菅沼真二さん(59)が開発したメニュー「Ibaraki~杜の詩 いゃ!どうも~」。地元の食材にこだわり、3種の丼に使う牛肉と豚肉、鶏肉や野菜、しょうゆに至るまですべて茨城産という徹底ぶりだ。 計121チームが出場した中で、一般の投票数16356票のうち2357票を獲得してトップとなった。笠間の食材はマイタケとじねんじょが採用され、器にも笠間焼を使用。笠間市の山口伸樹市長は「食材と笠間焼をセットで提供してもらい、非常にPRにつながった」と喜んだ。 菅沼さんは「茨城の野菜のサラダも前面に出し、(丼の)ボリューム感とヘルシーさのいいマッチングが評価されたのでは」と笑顔。毎日、埼玉県の自宅から車で2時間近くかけて通勤するが、「地元の人にとって当たり前の食材が、他県から来ると『すごい』と思える。コンテストのメニューもそうして開発できたのかも」とうなずく。 同メニューは1500円。SAのフードコート奥の「珠玉の蔵」で今年いっぱい販売されている。(三浦馨)