社会人3年目。諦められず長年の夢だった寿司職人にジョブチェンジしたい!今からでも目指せる?平均年収はどのくらい?
日本を代表する料理である「すし」を握るすし職人へのジョブチェンジは、社会人になってからでも目指せるのでしょうか。本記事ではすし職人になる方法やすし職人の平均年収、キャリア形成について解説します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
すし職人になる方法
すし職人になるには、2つの方法があります。 1つ目は、お店に弟子入りして見習いずし職人として修行する方法です。この方法なら、お金を稼ぎながら知識や技術を学べます。 ネタの見極め方や包丁の使い方などの指導を、現役の職人から直接受けられるため、一人前のすし職人として、必要な素養を身に付けられるでしょう。 2つ目は、調理師専門学校に入学して、その後お店に就職する方法です。学校では、講師からすし職人になるために必要な魚のさばき方や鮮度の見分け方、盛り付け方などを学べるでしょう。
すし職人に必要な学歴・経験は?
厚生労働省のデータによると、実際にすし職人として働いている人が「多い」と感じている学歴の1位は高卒であり、48.8%と半分近くを占めています。この結果から、すし職人へのジョブチェンジに特別な学歴や経験は必要ないと考えられます。 また入職前の訓練期間は「特に必要ない」が1位で46.5%、入職前の実務期間についても「特に必要ない」が1位で58.1%という調査結果が出ています。つまり、ジョブチェンジ前にすしに関する経験がない人でも、すし職人を目指せる可能性があるといえるでしょう。
すし職人の年収
求人ボックスが集計したすし職人の平均年収は、2024年4月30日時点で正社員の場合、約451万円です。月給にすると約37万6000円です。一方国税庁がまとめた「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の平均給与は458万円とされているため、すし職人の年収は平均に近いといえるでしょう。 ただし、すし職人は仕入れのために朝早くから働き始め、閉店時間は夜遅い時間になるケースが多く、拘束時間が長くなりやすいと考えられます。また、週末や祝日はほとんどのお店が営業しているため、週末や祝日に休みたい場合は注意が必要です。