あえてスバル「インプレッサ WRX STi」の外装をノーマルのまま『魔法少女まどか☆マギカ』で大胆ラッピング? オーナーの推し活のこだわりを紹介します
エアロはつけずに純正ボディのラッピングにこだわる
バラエティ豊かな表現法を求めるオーナーたちによって、現在のボディラッピング業界は良い刺激を受け、新たな魅せ技が続々登場。より華やかに痛車ならではのボディラッピングを行うべく、新素材の開発、貼り込み方の工夫等、独自のアプローチによって他との差別化を図ったショップも誕生し、今「目立ってなんぼ」の痛車界は大いに盛り上げっている。 “ドラまた”さんの愛車でもあるインプレッサは痛車界ではわりと人気が高いモデルで、ライバルたちのクルマの多くがフルエアロパーツを装着して、激しく主張しているわけだが、“ドラまた”さんは逆に外観はシンプルな純正スタイルが好み。ボディパーツに頼ってインパクトを持たせるのではなく、あくまでも痛車として王道のボディラッピングが軸との考えから、推しキャラであるアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の「悪魔ほむら」をボンネットとボディサイド一面を使って大胆に描いている。 幸いなことにGDB型インプレッサ WRX STiのブルーの純正色は、推しキャラ「悪魔ほむら」のダーク系カラーとの相性がとてもよく、ボディラッピングによって生み出した躍動感あふれるキャラクターを良い意味で引き立てくれる。このように自分の思い通りの仕上がりになった瞬間は、きっとカスタムをするうえで一番楽しい時間で、気持ちが良いことだろう。だから、ここから発展させる予定はなく、現在の仕様のまましばらくすごして、ラッピングが経年劣化で傷んできたら、再びリニューアルを考えるとのこと。ただ、その時もきっとエアロパーツは装着しないまま、純正ボディでラッピングによる表現法にこだわるということだった。 痛車を趣味として楽しみ、また、イベントを通じて披露の場を提供し、業界を盛り上げようと考える“ドラまた”さん。このまま末永く界隈を盛り上げるべく頑張ってもらいたい。
青木邦敏(AOKI Kunitoshi)