角田裕毅が『F1』公式の第7戦パワーランキングで4番手評価!「イモラでスターの一人だった」FP&予選での速さにも注目…総合では6位浮上|F1
2024年第7戦エミリア・ロマーニャGPの結果を踏まえて『F1』公式が同レースのパワーランキングを現地時間22日発表した。レースで10位入賞だったビザ・キャッシュアップRBの角田裕毅は、20人中4番手タイという高評価になっている。 角田はFP1では6番手、FP2では3番手と、金曜日のセッションから速さを見せる。FP3は赤旗による混乱から勢力図は不明瞭となったが、予選ではQ1で4番手、Q2で3番手という、変わらない一発の速さを示した。Q3ではうまくまとめきれず、7番グリッドに。 決勝ではニコ・ヒュルケンベルグの位置を意識して、13/63周目にピットイン。そこからアンダーカットに成功し、角田はチェッカーまでの51ラップをハードタイヤで持たせるという、レース巧者ぶりも見せた。 今季4度目の入賞で獲得ポイントを15に伸ばし、ドライバーズランキングでも引き続き総合10位の位置をキープしている。 『F1』公式による5人の識者は、角田をパワーランキング20人中4番手の高評価とした。10点満点中8.0点の評点を付け、日本人ドライバーについて、次のように賛辞を贈っている。 「RBチームにとって、今シーズン初めてとなるホームでのレースだった」 「角田裕毅はイモラの週末、スターの一人だった。金曜日のプラクティスで好成績を収めた3番手に続いて、再び予選Q3まで進出し、7番グリッドを獲得した」 「決勝レースでは10番手でフィニッシュを果たし、貴重な1ポイントをゲットしている。ファエンツァを本拠地とするチームの、コンストラクターズ6番手をより確かなものとした」
エミリア・ロマーニャGPでは、セーフティーカー出動の波乱は起きなかった。リタイアもアレクサンダー・アルボンのみで、上位勢は全員完走している。FPでマシンを壊したフェルナンド・アロンソが、決勝ではピットでのミスも相まって下位に沈んだ。 そんな状況下でVCARBのマシンで10位フィニッシュの角田について、識者たちは総合4位という高い評点にした模様だ。また、寸評にあったように金曜日のFP、土曜日の予選と、初日と2日目も上位勢を凌駕する速さを見せたことも、後押しになったと言って良さそうだ。 なお、今回は今季5勝目を飾ったマックス・フェルスタッペンと、その王者を0.7秒差まで追い詰めたランド・ノリスが9.2点でトップ評価となっている。 3番手評価は8.4点のオスカー・ピアストリで、予選では3グリッド降格となったものの、オーストラリア人ドライバーは予選2番手だったことも高評価に直結した。
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