患者の保険証、救急搬送中に紛失 救急隊員、本人から救急車内で預かり一時保管…医療機関に到着後、見当たらないことに気付く 川口市消防局「このようなことがないよう教育を徹底」
埼玉県の川口市消防局は25日、救急隊員が患者を救急搬送する際、患者から預かった健康保険証を紛失していたと発表した。 救急隊、恐れた言葉「私用。サボり」…コンビニ我慢してトイレ食事できず 今後は利用へ
市消防局南消防署管理課によると、24日午後5時5分ごろ、救急出場指令を受け市内の患者を医療機関に搬送する際、救急隊員が救急車内で患者本人から預かり、クリップボードに一時保管した健康保険証を紛失。医療機関に到着した同日午後6時5分ごろ、健康保険証が見当たらないことに隊員が気付き、救急車内や医療機関、駐車場を探したが、見つからなかった。患者は医療機関での治療を終えて帰宅。その後、警察に遺失届を出したが、発見には至っていない。これまでのところ、悪用された事実は確認されていないという。 同局は「傷病者と関係者に丁寧な説明と謝罪を行い、今後、このようなことがないよう救急隊員に対する教育を徹底する」としている。