「第二の地球」にもう驚かない? 変わる系外惑星発見の意味
近年は系外惑星を発見すること、その中でも水が液体で存在でき、地球に似た天体を探す時代でした。ここから飛躍し、系外惑星の環境を詳しく観測することで、生命の存在も含めた、まだ知らない新しい系外惑星の世界を明らかにする時代が訪れようとしているのです。 少しずつですが、系外惑星の研究は着実に進んでおり、私たちの宇宙生命に関する常識は変化しています。地球に似た惑星が見つかったというニュースに驚かなくなった昨今のように、宇宙に生命が発見されたというニュースに新鮮味がなくなる日は、そう遠いことではないかもしれません。 《画像の引用先》 ・ホット・ジュピター ・トラピスト-1 ・ジェイムズ・ウエッブ宇宙望遠鏡
---------------------------------------- ◎日本科学未来館 科学コミュニケーター 佐竹渉(さたけ・わたる) 1983年、北海道生まれ。東京大学大学院理学系研究科で隕石の研究に携わり博士(理学)を取得。博物館と科学館の違いに興味を持ち、2014年より現職