「しゃべりたいのは山々だけど」引退発表の宇野昌磨、今後の詳細明かさず…次の目標は一文字で「探」
フィギュアスケート男子で、2018年平昌、22年北京両五輪メダリストの宇野昌磨(26)=トヨタ自動車=が11日、現役引退発表後、初の公の場に登場した。名古屋市内で、磁気健康用品「コラントッテ」主催のイベントでファンと交流。21年間に及ぶ競技生活の締めくくりに際し「やり切った。すごく濃い楽しい時間だった」と充実感を口にしたが、14日に引退会見を控えているだけに「ちょっと、しゃべってると会見あるんで…(笑い)」と自ら“ストップ”をかけ、慎重に言葉を選んだ。 今季の印象的だった大会にGP・NHK杯を挙げて「コーチが何より喜んでくれた。今となっては全ての時間が良かったと思える」と回想。現役最後となった3月の世界選手権は4位も「全力出し切ることができた」と誇った。 先の目標には「探」という一文字を選んだ。プロとしての滑り、そして新たな挑戦も含め「自分がやりたいことなど探していきたい」と説明。続けて「しゃべりたいのは山々なんですけど…」と今後の詳細は明かさなかったが、第二章へと踏み出す決意を口にした。 イベントには“スペシャルゲスト”で、弟・樹さんや、スケーターの仲間も登場。これからを担う現役選手に「本当に応援している。協力できる部分があれば全力で支えたい」と先輩としてエールを送った。(小林 玲花)
報知新聞社