専門学校卒でも大卒と同じ給料に? 就職に加え「収入」を保証する「給与保証制度」とは
※学校法人日本教育財団「就職に加えて、“給与”も保証する。教育機関“初”の『給与保証制度』を2023年4月から導入」(PRTIMES)を基に筆者作成 対象となっている学科は、ファッションやゲーム、看護系など分野は多岐にわたり、専門性を生かして働けるジャンルとなっています。
給与保証制度が認められる「高度専門士」とは
「高度専門士」という言葉を、初めて聞いた人もいるでしょう。文部科学省によると「高度専門士」とは、文部科学大臣が認定した専門学校で以下の条件を満たす課程を修了した人に与えられる称号です。 ●修業年限4年以上 ●総授業時間数3400単位時間以上 ●教育課程が体系的に編成されていること ●試験などにより成績を評価し、それに基づいて課程修了の認定を行っていること
専門学校の給与補償制度とは、就職先での学歴による給与格差を保証する制度
新規学卒者は、学歴によって初任給に差があることが珍しくない中、2023年度から、特定の専門学校を卒業した「高度専門士」に対し、給与保証制度が始まりました。学校法人日本教育財団が開始した給与保証制度は、卒業後の就職先で、4年制・短期大学卒業者と給与差が生じた場合、差額を学校側が1年間補てんしてくれる制度となります。 4年制の専門学校で学んだ知識を存分に生かし、多くの人材が活躍できる可能性が広がる制度といえるでしょう。 出典 e-Stat 政府統計の総合窓口 令和5年賃金構造基本統計調査 学校法人 日本教育財団 就職に加えて、“給与”も保証する。教育機関“初”の『給与保証制度』を2023年4月から導入(PRTIMES) 文部科学省 専門士・高度専門士の称号とは 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部