牧秀悟選手らが野球指導 長野県松本市で中学生対象の教室
長野県松本市ゆかりのプロ野球選手とコーチを招いた野球教室(相澤病院主催)が22日、松本市のセキスイハイム松本スタジアムで開かれた。松本第一高校出身で横浜DeNAベイスターズの牧秀悟選手と、ともに松商学園高校出身で来季よりDeNAコーチの上田佳範さん、同じく来季より埼玉西武ライオンズコーチの辻竜太郎さんが、中信地区の中学生球児60人に打撃や走塁の技術を教えた。 今季、主将としてDeNAを26年ぶりの日本シリーズ優勝に導いた牧選手は、中学生の質問一つ一つに丁寧に答え「得点機では初球から思い切って振りにいく」「長打力を付けるには練習から強く打つ意識が大切」とアドバイスした。迫力満点のティーバッティングも披露し、最後のあいさつでは「夢を諦めずに頑張って」と呼び掛けた。軟式野球・松本北東M―ONEクラブの主将(14)=山辺中2年=は主将としての心得を尋ね「ポジティブが大事だと教わった。強い気持ちでチームを引っ張りたい」と力を込めた。 上田さんと辻さんは、走塁や打撃のポイントを腕や足の位置などを具体的に示して指導した。硬式野球・安曇野リトルシニアの中学生(14)は「走塁のリードや体重移動の話が勉強になった。プロはすごい」と話していた。 教室は、成長期のスポーツ選手の障害予防や身体ケアをテーマに相澤病院が取り組む「ジュニアアスリートサポートプロジェクト」の一環で行われた。
市民タイムス