マイボトルの家庭内保有率7割で粉末タイプなど中身飲料の品揃えが拡大傾向に、味の素AGFは専用ドリンク開発、米国では売り場のコーナー化も
“マイボトル専用”を明確に打ち出すのは味の素AGFだ。同社は2024年3月1日から「ブレンディ」マイボトルスティックシリーズ(6品種)を発売する。 マイボトル専用のスティックタイプのパウダードリンクで、マイボトルに水やお湯を注ぐだけで手軽に作れる点が特長だ。「やさしく香るピーチルイボスティー」「華やかに香るジャスミンティー」「すがすがしく香るグリーンティー」「爽やかに香るマスカットルイボスティー」「すっきり香る レモンV.C」「すっきり香るアセロラV.C」の6品(各6本入)を展開する。 インスタントコーヒーで培った粉を溶けやすくする技術を活用したという。マイボトルはさまざまな大きさがある中、1本で350ml~500mlに対応している点も特徴だ。 「ブレンディ」マイボトルスティックシリーズは、5秒で溶ける簡便性、選べるカラフルな液色のバラエティ性、プラスチック使用量約88%削減(350mlPETとマイボトルスティック1本の比較)できる環境性、懐にやさしい経済性の4つの価値を提案するという。同社は、「マイボトルスティックでドリンクライフを充実させ、エコ&スマートライフを応援していく」としている。 粉末飲料は、米国のスーパーマーケットや、より大規模なハイパーマーケットの売り場においてコーナー化が進んでいるとされる。それらの売り場では小容量から大容量まで幅広くラインアップされ、種類も豊富だ。日本では、マイボトルの保有率や使用率はさらに上昇することが予想され、今後は中身の飲料のバラエティが粉末飲料を中心に広がりそうだ。
食品産業新聞社
【関連記事】
- 〈関連記事〉味の素AGF、マイボトル専用のパウダー飲料「ブレンディ」マイボトルスティックを開発、環境と利便性対応で新常識となるか
- 大塚製薬が食育ゲームアプリ「もぐもぐタウン」の配信開始、食事をカメラで撮って食材を学ぶ
- サントリー緑茶「伊右衛門」、本体史上で過去最高レベルの濃さへ刷新、茶葉1.5倍・旨み抹茶3倍に/サントリー食品インターナショナル
- 「生茶」が大刷新、コモディティ化が進む緑茶飲料でパッケージを改革、目指したのは生活になじむデザイン/キリンビバレッジ
- 無印良品、オリジナルブレンドコーヒー全面リニューアル、ブラジルの輸出規格外サイズの豆を一部使用し農家を支援、「ライトテイスト」「ミディアムテイスト」「ダークテイスト」の3種類を展開