「おおさか維新の会」結成を表明 橋下徹氏ら会見全文2
いきなり都構想じゃないんです
──ありがとうございます。松井知事にお伺いしたいんですが、ダブル選でもちろん、両方、2勝を狙うと思うんですけれども、片方を落とした場合、もしくは2敗した場合に、都構想はもうここで断念ということになるんでしょうか。 松井:これは先ほども申し上げましたように、次、いきなり都構想じゃないんです。設計図をもう一度作り直していくということですから、住民の皆さんから徹底的にご意見を集約させていただく。要は膝詰め談判をしていろんな声を聞くということをスタートさせてください、というのが11月の22日、ご判断をいただく理由で、それをやるためには、これ、役所に組織がないとできません。 要は大都市局です。府市統合本部会議です。そういうものが役所の中でつくれない限り、作業はできないわけですから。これはわれわれ2人でなければ、これはどちらかが代われば役所にその組織をつくれません。だって役所に組織つくるときに大阪府庁でつくろうとすると、僕ならその組織をつくるということを指示、命令できるわけです。違う人なら、いや、そんな組織は必要ないとなる。吉村さんなら大阪市にその組織をつくることを指示、命令できるが、柳本さんはそういうことはしないんでしょう。だから、要はそういう組織を設置することができなければ、あらためて大阪都構想の設計図というものを、これを作り直していくことは不可能です。 ──ちょっとお時間ないということなので、先に松井さんにまとめてお伺いしたいんですが、次のおおさか維新の会、国政政党・おおさか維新の会の共同代表は、松井さんと片山さんということでよろしいんでしょうか。 松井:まだ人事については、今日は今月中、先ほど代表をやりましたけど、10月24日をめどに、目途に、目標にということですから、人事については一切決まっておりません。 ──今の考えの中では、ある程度そういうふうには考えていらっしゃるということですか。 松井:いや、これはまったく考えていません、今は。 ──是々非々で国政に当たるべきだというふうにおっしゃってましたけども、安倍政権との距離感というのは、どういうふうに考えていらっしゃるんでしょうか。 松井:是々非々の距離感ですよ。これまでも中央政府である安倍政府と、地方政府であるわれわれ、まあ大阪府は僕が今、知事として仕事させていただいてる、橋下市長が市長として仕事してる。これはなんでもかんでもわれわれ、政府が言われたものを全部、おっしゃるとおりですと言ってきたわけでもないし、われわれはこういうことをやってほしいということはどんどん、政府に対しては強硬に提案してきたこともありますから。これはもうお互いのポジションの中で、やっぱり日本国が良くなる、大阪が良くなるというところの意見交換はやってきましたけども、べったり賛成だとか、なんでも反対だというようなことにはなりません。