成田空港、使用済み備品を一般販売へ リユース業者と業務提携
成田空港を運営する成田国際空港(NAA)は12月18日、リユース事業を展開するマーケットエンタープライズ(3135)と空港内で発生する不要品の再利用に関する業務提携契約を締結した。空港内で出た使用済みの備品や役目を終えた退役グッズなどを一般向けに販売し、循環型社会の形成を目指す。 【写真】成田空港A滑走路に埋め込まれた誘導灯 空港内で使用する航空灯火や緯度経度表示灯、スポット番号表示灯などを取り扱う。マーケット社が運営する情報サイト『高く売れるドットコム』のバイヤーが空港で出た不要品を査定し、検品後に一般販売する。 NAAは、脱炭素社会の実現など2050年度に向けた取り組みの方向性を示す「サステナブルNRT2050」を2021年に策定。資源の有効活用を進め、持続可能に発展するサステナブル・エアポートを目指している。今回の連携により流通量が少ない空港退役グッズを販売し、航空・空港ファンにリユースの魅力を訴求していきたい考え。
Yusuke KOHASE