京都市上下水道局の汚職事件、被告の主任が起訴内容認める 工事会社に便宜図り無償で自宅修繕
京都市発注の下水道工事に絡む汚職事件で、収賄の罪で起訴された市上下水道局みなみ下水道管路管理センター(京都市南区)の主任の男(49)の初公判が28日、京都地裁(山口智子裁判官)であった。被告は起訴内容を認めた。 【写真】被告の男が勤めていた施設 起訴状などによると、被告は、市発注の下水道工事で左京区の土木工事会社が下請けとして受注できるよう便宜を図った見返りに、2020年6月3日~12月22日、同社の役員の男(52)=贈賄罪で公判中=から山科区の自宅の外壁修繕工事(約20万円相当)を無償で受けた、としている。 市上下水道局では、被告から10万円を受け取ったとして同センター主事の男(64)が収賄罪で公判中。