最後の大物FAコービン・バーンズ移籍先に米メディア注目 総額350億円以上の大型契約が確実
今オフのFA「ビッグ3」の1人、オリオールズFAのコービン・バーンズ投手(30)の移籍先に米メディアの注目が集まっている。 メジャー公式サイトのマーク・フェインサイド記者は26日(日本時間27日)、「ジャイアンツがオファーをテーブルに載せているが、バーンズ側で解決が見られないならジャイアンツは他のターゲットに移る選択をする可能性がある」との記事を掲載した。 今季15勝をマークした元サイ・ヤング賞右腕はドジャース入りしたブレイク・スネルス、ヤンキース入りしたマックス・フリードと並んでFA先発の「ビッグ3」とされる。同記者は「バーンズはスティーブン・ストラスバーグが2019年オフにナショナルズから受け取った7年2億4500万ドル(約387億円)の保証と同等の契約を求めている」と記した。 またニューヨークポスト紙のジョン・ヘイマン記者も、「野球界で最もダイナミックで耐久性のある先発投手の1人は、確実に高額のオファーを受けているが、どうやら今のところどれも彼の好みではないようだ。ブルージェイズとジャイアンツは、マックス・フリードのヤンキースとの8年2億1800万ドル(約344億円)を上回る契約が確実なバーンズに最も接近している」と2球団を本命視するも、「フェニックス在住でカリフォルニア出身のバーンズがジャイアンツを気に入っていると考える者もいたが、ジャイアンツの新ボス、バスター・ポージーがバーンズの代理人スコット・ボラスと会ってから3週間が経っている」と時間が経ち過ぎているとした。 続けて「レッドソックスにはまだフアン・ソトの資金があるが、ギャレット・クロシェとウォーカー・ビューラーに次ぐ3人目の先発投手を獲得するだろうか? またメッツ球団社長のデビッド・スターンズは、心情的に先発投手との長期契約に反対しており、すでに先発ローテは固まっている」と東海岸2球団はバーンズ獲得に消極的とした。 果たして右腕の選択は。いずれにせよメジャー史に残る大型契約となることは間違いなさそうだ。
東スポWEB