トイレやお風呂の扉の外で飼い主さんを待つ?犬のしぐさ「する・しない」を大調査
愛犬がふだんとるさまざまな行動やしぐさを見て、「ほかの犬はどうするのかな?」などと思ったことはありませんか? 今回は、そんな愛犬の行動やしぐさの「する」「しない」をアンケート調査。愛犬は多数派? 少数派? そのキモチを獣医師の菊池亜都子先生、しつけトレーナーの西川文二先生に聞きました。 【写真】新聞の上に乗って、飼い主を見つめる犬 ※この記事に掲載されているデータは、「いぬのきもち作り隊」の読者199名にFAXアンケートをとったもの(18年11月実施)を集計した結果です。
Q.飼い主さんの元気がないときに寄り添う?
Yes 52.8% No 16.6% わからない・不明 30.6%
【キモチは?】「どうしたんだろう?」。雰囲気の変化に敏感
うれしくて喜んだり、悲しくて落ちこんだりする飼い主さんの態度や雰囲気の変化に犬はとても敏感なので、「どうしたんだろう? 何かあったのかな?」という気持ちは強いでしょう。状況を確かめようと、飼い主さんのそばに近づいてくるのです。
【キモチは?】「会えてうれしい」気持ち。「どこへ行っていたの?」と探っていることも
帰ってきた飼い主さんを愛犬が玄関まで出迎えるのは、愛犬が飼い主さんを好きな証拠です。「お帰り。会えてうれしいよ」という気持ちです。犬によっては、飼い主さんの体やカバンに鼻をくんくんさせることもあるでしょう。これはニオイをかいで「どこへ行っていたの?」「誰に会っていたの?」と飼い主さんのことをいろいろと探っているのです。
Q.飼い主さんが読んでいる新聞や雑誌の上に乗る?
Yes 44.2% No 48.3% わからない・不明 9.5%
【キモチは?】「こっちを見て」。飼い主さんの関心をひきたい
飼い主さんが読んでいる新聞や雑誌の上に愛犬が乗ってきた場合、たいていの飼い主さんは手で払いのけようとしたり、「読めないよ~」と声をかけたり、なんらかの反応をしてしまうはず。まさにその反応をしてほしくて犬は新聞や雑誌の上に乗っているのでしょう。飼い主さんのじゃまをしたいわけではなく、関心をひきたいのです。
Q.トイレやお風呂の扉の外で飼い主さんを待つ?
Yes 55.3% No 34.7% わからない・不明 10%
【キモチは?】「私、待っています」。ちょっと不安な気持ちも?
飼い主さんのことが好きで、常に注目していたいという気持ちが強いのでしょう。おとなしく静かに待っているとしたら、まさに「私、あなたがお風呂やトイレから出てくるのを待っています」という気持ちの表明です。 ※扉を前足で引っかいたり、吠えたりする場合は、分離不安のことも。その場合は、動物病院に相談を。