文化放送社長 小倉智昭さんの訃報に惜しむ 「ミスターブロードキャストだった」
文化放送の斉藤清人社長が17日、東京・浜松町の同局で定例会見を行い、9日に膀胱(ぼうこう)がんのため亡くなった小倉智昭さん(享年77)を追悼した。東京12チャンネル(現テレビ東京)を退社後、同局で「小倉智昭の時計の針はいま何時」「小倉智昭のニュースアタックル」など平日のワイド番組のパーソナリティーを務めてきた。故人を「ミスターブロードキャストだった」としのんだ。 入社当時に朝のワイド番組だった「時計の針…」を何度も見学したといい「7~9時の番組で朝も早かったですが、見学に行ったことを昨日のことのように覚えています」と語った。「甲高い特徴のある声で注目されていたけど、まさしくパーソナリティーで、ラジオの方だったなと思う。ラジオの手法をテレビに持って行って非常に卓抜した才能を発揮した方だった」とたたえた。最後は惜しむように「小倉さんに向けてキュー(放送開始の合図)を振ってみたかった」と話した。