大阪・松井市長 IR予定地は事業者へ賃貸を軸に検討「リスクを考える中で賃貸が最適」
大阪・松井市長 IR予定地は事業者へ賃貸を軸に検討「リスクを考える中で賃貸が最適」
大阪市の松井一郎市長は17日午後、大阪市役所で定例会見を開いた。会見では議会で松井市長が、カジノを含む統合型リゾート(IR)の予定地をIR事業者へ売却せずに、賃貸にすることを軸にする考えを示したことについての質問があり、松井市長は「リスクを考える中で賃貸が最適なんじゃないかな。賃貸を実施計画に盛り込んでいきたい」と答えた。 【中継録画】大阪市・松井市長が定例会見(2019年10月17日)
松井市長は、IR事業が大阪において成り立たなくなるということは非常に確率的に低いとしたうえで「例えば事業者が他事業で失敗して運営できなくなる会社の状況がありえるかもしれない。相手側がどう処分するか売却なら国に出せない」と述べた。 また、賃貸だった場合は「我々が主導権を持ちながら相手の経営状況が非常に悪い状況で継続困難となった場合、次の業者を我々が探せることが可能となり、リスクが抑えられる」と続けた。 松井市長は「長期間借りて頂けるなら、大阪市に入ってくる賃貸料が売却価格を超えてプラスになる。リスクを考える中で賃貸が最適なんじゃないかなと。賃貸を実施計画に盛り込んでいきたい」と話していた。