「Qi」も「Ai」もいいけど…気になる「ステルス2」&「パラダイム」の中古価格は?
フェアウェイウッドをオススメしたいが…
両社はフェアウェイウッドにも定評がある。テーラーメイド「ステルス2」は、ヘッドサイズが標準的でニュートラルで扱いやすく、ロフトバリエーションも5種類と豊富だ。ヘッドサイズを大きくして、ボールの上がりやすさとつかまりを重視した「ステルス2 HD」とも、どちらも在庫量が多く2万円台前半から。アスリート向けの「ステルス2 プラス」はチタンヘッドでかなりの低重心モデル。ロフトバリエーションも2種類と限られている。在庫は少なめだが4万円台前半から見つかるだろう。
キャロウェイの「パラダイム」は打点のブレに強い。ロフトバリエーションも7種類あり、圧倒的なラインアップの多さが魅力。番手によって素材が違い、#3、#3HLは可変スリーブ搭載と凝っている。「パラダイム X」、軽量化された「パラダイム MAX FAST」と、どのモデルも2万円台後半から見つかるだろう。限定発売だったアスリート向け「パラダイム トリプルダイヤモンド」はレア。装着シャフトによるが3万円台後半が相場だ。
フェアウェイウッドはドライバーに比べて値段がやや落ちにくいので、さらに1モデル前の「ステルス」や「ローグST」も選択肢に入れたい。
ユーテリティはどうだ? セットで揃えたくなる
テーラーメイド「ステルス2 レスキュー」は、飛距離性能につかまりの良さをプラス。初代ステルスよりもロフトバリエーションが増え、番手違いでそろえて使いたくなる。「ステルス2 HD レスキュー」はさらにつかまりが良い。ロフトバリエーションは4種類、ただヘッドスピードが速いゴルファーだと左のミスが気になるかも。両モデルとも2万円前後で見つかる。ハードヒッター向けの「ステルス2 プラス レスキュー」は、在庫数が少なく2万5000円前後だ。
キャロウェイ「パラダイム ユーティリティ」は直進性と寛容性が高い。ロフトバリエーションは4種類と少なめだが、可変スリーブがついているので微調整できる。2万円台前半が相場。「パラダイム X ユーティリティ」は販売店を限定していたためにレアで3万円前後。「右のミスは絶対にイヤ!」という人には「パラダイム MAX FAST ユーティリティ」がオススメ。こちらは2万円台前半から見つかるだろう。
「ステルス2」と「パラダイム」を比較すると、「パラダイム」のほうが、わずかに高値で推移しているようだ。両社とも新製品の下馬評は高いが、最新テクノロジーの恩恵をどれだけ多くの人が受けられるかは未知数。状態の良い中古品を安くゲットするチャンスだからこそ、装着シャフトなどを吟味して、納得の一本を見つけよう。(文・田島基晴)