児玉晃洋投手（３年）＝広島市中区で、藤井達也撮影

　◇長身を生かした直球　児玉晃洋（こだま・こうよう）投手（３年） 　１９０センチの長身から繰り出す直球と、気持ちを前面に出した投球スタイルが魅力の右腕。秋から投球フォームの改造に取り組み球速が１０キロ近く伸びた。 　冬のテーマは「ガツガツいく」。練習にのめり込む姿は荒谷忠勝監督からの称賛も受ける。「直球でどんどん押して、相手チームに『圧』をかけたい」と気合十分だ。 　◇制球力が魅力の左腕　加藤優平（かとう・ゆうへい）投手（２年） 　カーブやスライダーをコーナーに投げ込む技巧派左腕。打撃投手をこなすうちに制球力が自然と身についた。マウンドでは常にポーカーフェースで相手に隙（すき）を見せない。 　秋は県大会準決勝の広陵戦で先発し、七回途中までを２失点に抑え自信を得た。目標だった大舞台へも「自分の投球スタイルを貫きたい」と平常心で挑む。 　◇ミート力光る切り札　藤井義人（ふじい・よしと）外野手（３年） 　鋭いスイングとミート力が持ち味。秋にベンチから外れた悔しさを糧に、冬はそれまで以上にバットを振り込み打撃を磨いた。３月の練習試合では２試合連続で安打を放ってアピールに成功した。 　甲子園でも右の代打の切り札として起用が見込まれる。「一球で仕留めたい」と集中力を研ぎ澄ます。【池田一生】