37歳織田信成の18歳下後輩へ取った行動「ノブは…」 スポーツマンシップが隠れた最後の全日本
全日本選手権
フィギュアスケートの全日本選手権は21日、大阪・東和薬品RACTABドームで男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)5位の37歳・織田信成(大阪スケート倶楽部)は150.15点、計234.68点の4位に入った。2013年に一度は引退し、22年に復帰した大ベテラン。最後と公言する全日本の演技を終えた直後、スポーツマンシップが溢れる行動を取っていた。「ノブはチアリーダーだ」と注目を集めている。 【画像】「最高のスポーツマンシップ」「本物のファンだね」 日本人スケーターがライバルの演技に素直に仰天した写真 織田が万感の演技を終えた直後だった。キス・アンド・クライで座ると、目の前にいたのは演技を始める直前だった19歳の三浦佳生。織田は18歳下の後輩選手の方を向いた。両手を口元に当て、エールを送るようなポーズ。この場面は中継にも映っていた。 米名物記者ジャッキー・ウォン氏はXを更新し、この場面の画像付きで「フリーを終えたノブはカオ・ミウラのチアリーダーだ」とスポーツマンシップを称賛した。ファンからは「ノブは本当にピュア!」とコメントが寄せられている。 織田は1月の国民スポーツ大会冬季大会(旧冬季国体)が現役最終戦。この日は演技直後に客席に向かって深々と頭を下げ、「感謝の気持ちでいっぱい。感謝の気持ちを最後にお礼に込めてしていました」と明かしていた。
THE ANSWER編集部