もし帰化できるなら…。日本代表に加えたいJリーグ外国籍選手(6)めちゃくちゃ止める! FW泣かせの最強守護神
サッカー日本代表ではかつて、ラモス瑠偉や呂比須ワグナー、三都主アレサンドロといったブラジルから帰化した選手たちがチームの中心として活躍していた。現在は彼らのような存在はいないが、他競技でも帰化選手の代表入りは珍しくなくなっている。そこで今回は現在Jリーグでプレーする外国籍選手の中から、日本代表で輝く姿を見てみたい選手をピックアップした。(データは2024年3月13日現在)
GK:ランゲラック 生年月日:1988年8月22日(35歳) 所属クラブ:名古屋グランパス 国籍:オーストラリア Jリーグでの経歴:名古屋グランパス(2018.1~) 昨季リーグ戦成績:34試合0ゴール0アシスト ランゲラックは2018年に名古屋グランパスに加入して以来、同クラブのゴールマウスを守り続けてきた。昨季までに積み上げたリーグ戦出場数は209試合にのぼり、これはクラブでプレーした外国人選手の中で最多の出場数だ。 オーストラリアのメルボルン・ビクトリーで非凡な才能を見せていたランゲラックは、2010年にボルシア・ドルトムントへと移籍した。同クラブでは現セレッソ大阪所属の香川真司とも共にプレーし、クラブのタイトル獲得にも貢献した。ドルトムント退団後はシュツットガルトやスペインのレバンテを経て、2018年にJリーグでプレーすることを選択した。 Jリーグに移籍してからのランゲラックは圧巻の一言に尽きる。移籍4年目となる2021年、同選手はリーグ記録となる21試合のクリーンシートに加え823分の連続無失点記録を叩き出している。YBCルヴァンカップも制覇し、Jリーグのベストイレブンを受賞した。 彼の並外れたセービング能力はJリーグトップクラスと言っていいだろう。至近距離からのシュートも、ミドルレンジからの狙い澄ましたシュートも、華麗な横っ飛びで止めてしまう。一対一の場面での間合いの詰め方やタイミングも秀逸で、FWからするとゴール前に居てほしくない存在だ。 若返りが進む日本代表のGKだが、ランゲラックはその争いに割って入るだけの実力を備えている。チーム内では日本語でコーチングをしており、代表での連係も問題ない。今季からグランパスのキャプテンに就任した守護神のセーブは何度も日本を救うだろう。
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