【春のときめきガーデニング】庭や玄関を春らしく彩る一年草<春の定番花>6選【一覧】でもご紹介
二十四節気の「雨水(うすい)」の時期。ひと雨ごとに暖かくなるのを実感しますね。 ガーデニング本番シーズンに向けて、この春はどんな草花を育てようかと思いを巡らせている方も多いのではないでしょうか。 【ガーデニングアルバム】デージー、スイートアリッサムなど、庭や玄関を明るく彩る一年草<定番花6選> さまざまな種類の花を楽しむには、成長が速く次々と咲く一年草がおすすめ。この記事では、庭や花壇を春らしく彩る、一年草の定番花を参考価格とともに写真付きで紹介します。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【豆知識一覧表】一年草・多年草って何がちがうの?
●【豆知識】多年草と一年草の違い 「一年草や多年草って、それぞれどういう違いがあるの?」と思った方へ。特徴をあらためて整理しましょう。 一年草 種まきをしてから、花が咲き、種をつけてやがて枯れるまでのサイクルが一年以内の植物のことをいいます。育つスピードが速く、次々と開花し華やかなものが多いのも特徴です。 多年草 季節が変わっても葉が枯れずに残り、毎年同じ株から花を咲かせる植物のことを指します。ていねいに育てれば立派な株に生長する品種もありますが、数年程度で枯れてしまうものもあります。(※多年草の中には開花後に茎や葉が枯れるものもあり、それらを宿根草として区別する場合もあります)
【ガーデニングアルバム】庭や玄関を春らしく彩る定番花・一年草6選<写真一覧>
最初に、本文内でご紹介する「一年草6種類」の画像を一気に並べてみました。 ※外部配信先で写真を閲覧できない場合は、LIMOサイト内でご覧ください。 ●デージー ●マリーゴールド ●スイートアリッサム ●ナスタチウム ●ジニア ●ニチニチソウ(ビンカ) 気になるお花はありましたか? それでは次ページで詳しく見ていきましょう。
【春の一年草ガーデニング】庭や玄関を春らしく彩る定番花・一年草6選
ここからは、前ページでご紹介した植物をひとつずつ解説していきます。 ●デージー ・学名:Bellis perennis ・科名:キク科 ・草丈:15~40センチメートル ・開花期:12月~5月ごろ ポット苗が晩秋~早春に出回り、入手しやすいデイジー。たくさんの品種があり、白やピンクの愛らしい姿が春の雰囲気にもぴったりです。 開花期が長く、初心者でも育てやすいのも魅力。日当たりがよく、水はけと水もちのよい土壌を好みます。気温が上がってくるとアブラムシが発生しやすくなるので、こまめに駆除しましょう。 ※参考価格:100~300円(3号ポット苗) ●マリーゴールド ・学名:Tagetes ・科名:キク科 ・草丈:20~100センチメートル ・開花期:4~12月ごろ 鮮やかなオレンジ色や黄色の花を次々と咲かせるマリーゴールド。栽培しやすく、まさに「定番花」といえる、庭や花壇の主役候補です。 品種が多く、どれも比較的ボリューム感があるので、広い庭や花壇や、小さなスペースまで華やかさを出すことができます。さまざまなバリエーションを楽しんでみましょう。 ※参考価格:200~300円(3号ポット苗) ●スイートアリッサム ・学名:Lobularia maritima ・科名:アブラナ科 ・草丈:10~15センチメートル ・開花期:2月~6月ごろ、9月~12月ごろ 本来は多年草ですが、高温多湿に弱い性質のため、一般に、日本では一年草として扱われているスイートアリッサム。小さな花が集まって咲き、ほんのり甘い香りが漂うのも魅力です。 早春にポット苗が流通するので20cm程度の間隔で植えつけ、土が乾いたらたっぷり水やりしましょう。栽培は難しくありませんが、今の時期は霜や冷たい風に気をつけて育てましょう。 ※参考価格:100~300円前後(3号ポット苗) ●ナスタチウム ・学名:Tropaeolum majus ・科名:ノウゼンハレン科 ・草丈:20~300 センチメートル ・開花期:4月~7月ごろ、9月~11月ごろ パッと目を引く金色の花を咲かせることから金蓮花(キンレンカ)という和名を持つナスタチウム。品種によっては、赤やオレンジ色などもあり、ビタミンカラーで明るい春の雰囲気を演出してくれます。 この時季に早まきすることで初夏から秋にたくさんの花を楽しめます。コンパニオンプランツとして家庭菜園で混植するとよいでしょう。独特の香りでアブラムシなどを遠ざけるといわれています。 ※参考価格:200~400円前後(3号ポット苗) ●ジニア ・学名:Zinnia ・科名:キク科 ・分類:多年草 ・草丈:15~100センチメートル ・開花期:5~11月ごろ ヒャクニチソウ(百日草)という呼び名のほうが馴染みがあるかもしれません。「百日」という名前のとおり開花期間が長く、次々と咲き続けるのでガーデニング素材として人気があります。 花つきのポット苗が流通するのは5月頃になりますが、比較的大きくてまきやすい種なので春に種まきして育て、たくさんの花を咲かせてみましょう。 ※参考価格:200~400円前後(3号ポット苗) ●ニチニチソウ(ビンカ) ・学名:Catharanthus roseus ・科名:キョウチクトウ科 ・草丈:10~80センチメートル ・開花期:5~11月ごろ こちらも次々と咲くことから「日々草」と呼ばれています。五弁の花びらの清楚な佇まいが大人気。最近では風車咲きやフリンジ咲きなどといった華やかなものも出ています。 日当たりと風通しのよい場所を好みます。鉢植えと地植えどちらでも育てることができます。鉢植えの場合、暖かい地域でうまく越冬させれば多年草として楽しむこともできます。 ※参考価格:200~500円前後(3号ポット苗)
まとめ
春に盛りを迎える花の苗が一番多く出回るのは2~3月のまさに今。園芸店やホームセンターでお気に入りを見つけたら、ぜひお迎えしてみてください。 いっぽうで、気温が上がってきたら「春まき」に挑戦してみるのもいかがでしょうか。 種から大切に育て、素晴らしい花が咲いたときの喜びもガーデニングの醍醐味です。ぜひそれぞれの楽しみ方で、お庭や玄関まわりを花でいっぱいにしてみてくださいね。
LIMO編集部