大崎市川渡では29センチ 今季一番の積雪 東北道は吹雪で一時通行止めに スリップ事故は44件〈宮城〉
仙台放送
強い寒気の影響で、宮城県内は山沿いを中心にこの冬一番の雪となりました。雪雲は平地にも流れ込み、交通に影響が出ています。 記者リポート 「大崎市鳴子温泉です。伝統の鳴子こけしの頭にも30センチほどの雪が積もっています」 冬型の気圧配置が強まり、上空に真冬並みの強い寒気が流れ込んだ県内。山沿いでは断続的に雪が降り、一時、大雪警報も発表されました。鳴子温泉に程近い大崎市川渡では22日からの2日間で29センチの雪が降り、温泉街では雪かきに追われる人の姿が見られました。 雪かきをする人 「全然降らない年もあったんですけど、最近は。今年は急に来ました。大変ですね。疲れますね」 「多い時には2万歩くらいになりますよ。行ったり来たりだけで歩数計が。きょうは今時点で1万3千歩。健康にはいいんですよ」 また、雪雲は一部、平地にも流れ込み、大崎市古川でも今シーズン初めての積雪を観測しました。強い風を伴い吹雪となったことから、東北自動車道は築館インターチェンジから古川インターチェンジの間の上下線が一時通行止めとなりました。 県警のまとめによりますと、22日から23日朝にかけて、県内ではスリップが原因とみられる事故が44件発生したということです。 山沿いを中心に雪の降りやすい状態は24日にかけて続く見込みで、県警は路面状態や速度に注意して運転するよう呼びかけています。
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