3日でエベレスト2つ分を駆ける 6月に丹波市で「世界一過酷」なアドベンチャートレイル
兵庫県丹波市の山の稜線をつないで走る「TAMBA100アドベンチャートレイル」が、6月7日から3日間にわたり繰り広げられる。最長168キロ。山道を上り下りして累積標高はエベレスト2つ分に相当する1万6千メートルになり、「世界一過酷なレース」を標ぼう。昨年は海外強豪勢も含め約200人が挑んで完走率は60%ほどだった。 今年で第3回を数える大会。様々なコースがあり、最長の100マイルコースは6月7日午前7時に丹波の森公苑(柏原町柏原)をスタート。夜を日に継いで駆け、9日午後3時までに戻ってくる。
標高95メートルで日本一低い中央分水界の水分れ公園、多紀連山の西端に位置する三尾山、標高1005メートルで山頂からは四国まで見えるという千ケ峰など、丹波市と一部隣接市町の山々を走破する168キロの設定になっている。 山間部では木の根や折れた枝、石が転がったままの悪路をたどり、泥沼のようになった場所もあり、体力を奪われる。山岳愛好者以外の一般の人だと恐怖すら感じる斜度60度の急斜面も待ち構える。
■初心者向けコース、ファミリーコースも
大会はほかに100キロ、初級者でも楽しめる20キロ、初心者向けのノーマル(4・5キロ)、キッズ(2・5キロ)、ファミリー(同)コースがある。20キロ以下は6月9日だけの開催で、ノーマルは制限時間3時間、キッズとファミリーは2時間。 参加料は100マイル(審査通過者)が5万円。ノーマルは5500円でキッズ2200円、ファミリーは子どもと大人で3300円。いずれも大会公式ホームページから申し込む。締め切りは100マイル、100キロが5月26日で、そのほかは5月31日。大会を一緒に支えるボランティアも直前まで募集している。 大会は実行委員会が主催し、地元の人たちが協力する。問い合わせは実行委員長の中谷亮太さん、携帯電話080・4230・3069。