バルセロナ指揮官フリック、前十字靭帯断裂ベルナルに見せた心遣い…病院を訪れて自己啓発書をプレゼント | ラ・リーガ
バルセロナのハンジ・フリック監督は、今季絶望の重傷を負ったMFマルク・ベルナルに対して心遣いを見せていたようだ。 バルセロナの下部組織で育ったベルナルは、今季トップチームのレギュラーに抜擢されると、MFセルヒオ・ブスケツの後継者とも称されるような活躍を披露。しかし8月27日に行われたラ・リーガ第3節ラージョ戦で、左ひざの前十字靭帯断裂および外側半月板損傷に苦しんだ。 フリック監督はそんな17歳MFに対して、思いやりを感じさせる振る舞いを見せたようだ。 今月9日に手術を受けたベルナルだが、『カタルーニャ・ラディオ』によれば、ドイツ人指揮官は同選手のお見舞いに訪れたとのこと。病室で会話を交わしただけでなく、困難な時期をどう乗り越えるかが記されたお勧めの自己啓発書もプレゼントしたのだという。 フリック監督はベルナルに対して焦る必要はないこと、そのキャリアが素晴らしいものになるのは間違いないという趣旨の言葉も伝えた模様。17歳MFは指揮官から直に伝えられたそうした言葉に、感激や感謝の気持ちを覚えたようだ。 フリック監督はバルセロナ就任後、戦術家としての手腕のほか、選手としっかりコミュニケーションを取るモチベーターとしての側面も強調されている。MFペドリは「彼は選手たちと話すことを好んでいる。表面的には真面目に見えるけど冗談だって口にする。彼は若手選手たちの大きな助けになっているし、いつだって僕たちが必要としていることを気にかけてくれるんだ。ありがたいよ」と語り、先にゴールを決めた際にはフリック監督のもとに駆け寄って、抱擁を交わしていた。