【MotoGP】ディ・ジャンアントニオ、VR46で力発揮にはもう少し時間が必要? 「輝かしい日々はすぐやってくる」
ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46)は今シーズン走らせているデスモセディチ・GP23を理解すれば、昨年終盤に見せたようなパフォーマンスを再び発揮できるようになるはずだと考えている。 【ギャラリー】諸行無常。今はなきMotoGP参戦15チーム……あなたは覚えていますか? ディ・ジャンアントニオは昨年、マルク・マルケスがグレシーニ加入を決めたことでシートを喪失。2024年に向けた”就活”を行なう必要に駆られたが、終盤のカタールGPでキャリア初優勝を達成。VR46へ移籍し、MotoGPキャリアをつなぐことができた。 今シーズン、ディ・ジャンアントニオはVR46で2023年型のドゥカティのマシンを使っている。彼は当然、昨年終盤戦のような高いパフォーマンスを見せることが期待されたが、開幕戦は7位、第2戦では10位とまだ目立った結果は残せていない。 ディ・ジャンアントニオ自身も、開幕以降のスロースタートには満足できていないことは認めている。しかし昨年の同時期にはトップ10に入るだけで非常に祝われたことを例に挙げつつ、今後取り組みを続けていけば、再び好結果を残せるはずだと語った。 好調な走りを再現できていないことを悔しく思うかと訊かれたディ・ジャンアントニオは「半々だね」と答えた。 「というのも、テストでは確かに僕らは素晴らしかったからだ」 「僕らにはこのチームで協力して、今年のバイクを自分のもうひとつの体のように扱うように……つまり僕のバイクとして築いていくための時間が十分あった」 「だけど、まだ3ヵ月しか一緒に(VR46で)働いていないというのも事実なんだ。だからチームにも僕が求めているものを100%理解して貰う必要があるし、僕もチームのために全力でやる必要がある」 「ただ全体的にはこれまでの問題はありつつも、僕たちは上手く仕事をしてきたと思う。昨シーズンの序盤、僕はトップ10フィニッシュでものすごいお祝いをしていたんだ」 「だから僕たちはいい方向に進んでいると思うし、輝かしい日々がすぐにやってくると確信している」
Lewis Duncan