福井県、滋賀・京都・兵庫県北部で「警報級大雪のおそれ」 大阪管区気象台・近畿地方整備局が会見
大阪管区気象台と近畿地方整備局は9日午後、大阪市内で大雪に関する合同記者会見を開いた。 【動画】日本海側を中心に大雪に警戒 気象庁と国交省が共同会見(2025年1月8日)
大阪管区気象台によると、9日から10日にかけて、西日本上空にこの冬一番の寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置になる見込み。 このため、福井県、滋賀県北部、京都府北部、兵庫県北部を中心に、9日から10日にかけて降雪が強まり、警報級の大雪となるおそれがあるという。降雪のピークは、福井県で10日未明から朝にかけて、近畿地方では10日午前中を見込んでいるとしている。 同気象台防災部の小畠豊(おばたゆたか)・気象防災情報調整官は、「積雪や路面の凍結による交通障害、強風や雪による見通しの悪化に十分注意していただきたい」と呼びかけていた。
近畿地方整備局によると、これに伴い名神高速道路の一宮IC・栗東湖南IC間と、北陸道の敦賀IC・米原JCT間、舞鶴若狭道の若狭美浜IC・敦賀JCT間、名古屋高速一宮線の清洲JCT・一宮東出口間(北向きのみ通行止めの可能性)で10日午前2時から通行止めを実施する予定。 一般道では、国道8号線の疋田交差点(福井県敦賀市)・辻交差点(滋賀県栗東市)間、国道21号線の楽田交差点(岐阜県大垣市)・西円寺交差点(滋賀県米原市)間でも同時刻に通行止めを実施する予定という。
また、阪和道や関西空港道、阪神高速の4号湾岸線、国道42号線など高速道・国道の一部区間で、9日夜間から通行止めを実施する可能性があるとしている。 近畿地方整備局道路部の南知之(みなみともゆき)・道路情報管理官は「大雪が予想される地域への外出自粛をぜひともお願いしたい」と訴えた。また、やむを得ず外出する場合は、最新の気象情報や道路情報の確認とともに、冬用タイヤの装着やチェーンの装着・携行、食料・水の携行、燃料の補充などを必ず行うよう呼びかけた。 (取材・文:具志堅浩二)