メイフェアの「デザートアフタヌーンティー」＝新潟市中央区

　お正月といえば、お餅におせち料理、お雑煮…食べたいものがたくさん思い浮かびます。少し気分を変えて、甘いスイーツでほっと一息つきませんか。おいしいスイーツが食べられる新潟県のお店を紹介します。 【写真】メイフェアのスコーン 　新潟市中央区寄居町にある「英国紅茶サロン　メイフェア」は、ゆったりとティータイムを楽しめるお店です。 　メイフェアの「デザートアフタヌーンティー」では、大人気のスコーンやクッキーなど、10種類ほどのデザートを、こだわりの紅茶と一緒に味わえます。内容は日によって変わります。この日のケーキは、ヴィクトリアケーキとラ・フランスのチョコタルト、紅茶のチーズケーキの3種類。 　ヴィクトリアケーキは、イギリスの伝統的なバターケーキです。メイフェアでは、上にチーズクリームをかけ、日替わりのジャムを挟んでいます。この日は、ブルーベリーとグリオット（小粒のサクランボ）のジャム。プレーンの生地のほかに、ほうじ茶や抹茶、紅茶味の生地の日もあります。 　そのほか、カカオ分70％ほどのチョコレートを使った、ほろ苦くて濃厚な自家製生チョコレートや、アールグレイとダージリンをブレンドし、爽やかな味に仕上げた紅茶ゼリー、きな粉と自家製あんこのソースがかかった白玉だんごなど、メイフェアのデザートを存分に楽しめます。 　そして!店長の坂上真理子さんが「スコーンを食べに来る人が多い」と話すように、メイフェアを訪れたらスコーンは外せません。 　北海道産バターを使用し、店で焼き上げるスコーンは、外はサクサク、中はしっとり。スコーンを真ん中から上下に二つに割ったら、クロテッドクリームを乗せ、その上にジャムを乗せて食べます。 　スコーンのジャムも日替わりで、この日はニンジンとルバーブ、リンゴを合わせたジャムでした。他にもイチゴジャムや、季節のフルーツを使ったジャムを用意しています。 　飲み物は16種類の紅茶をはじめ、20種類以上ある中から2種類を選べます。紅茶はティーポットで提供し、カップ2～3杯ほど楽しめます。 　一番人気のダージリンは、春摘み、夏摘み、秋摘みの3シーズンを用意。坂上さんおすすめの夏摘みは、上品な味わいが特徴です。メイフェアでは毎年、80ほどあるダージリンの農園からピックアップしたものをスタッフ全員で試飲し、これだ!と思ったおいしい茶葉を取り寄せているそうです。 　デザートだけでなく、食事メニューも充実しています。「玄米ランチセット」は体に優しいものを食べてほしいとの思いから生まれました。料理に使う塩はすべて佐渡産。10日ごとにメインの料理が変わり、チキンやハンバーグなどが味わえます。 　メイフェアは2024年11月に17周年を迎えました。オープンした時に中学生だったお客さんが大人になった今も通っていたり、お母さんに連れられてきた1歳だった子が17歳になってお店に来たりと、店を訪れる人の成長を見届け、一緒に年月を重ねてこられたのがうれしいと坂上さんは振り返ります。紅茶が大好きだという坂上さん。「新潟でおいしい紅茶を楽しめる場所をずっと守りたい」と話していました。 　メイフェアでは、テイクアウトできるクッキーや紅茶の茶葉も販売しています。定番のクッキーの中で一番人気なのは、「ローズマリークッキー」。甘さ控えめのバタークッキーに自家栽培のローズマリーを乗せ、佐渡産の塩を振って焼き上げました。少し塩気があり、食べ出したら止まらなくなってしまう一品です。15枚入りで税込み648円。 　へび年にちなんだスイーツもあります。「へびのショートブレッド」（1枚税込み216円）はサクサクのクッキーに、抹茶味のアイシングでかわいいへびを描いています。「へびのマドレーヌ」（1個税込み388円）はほうじ茶味。どちらも新年のお土産にぴったりです。1月中旬ごろまで販売しています。 ◇「英国紅茶サロン　メイフェア」　新潟市中央区寄居町343-38。営業時間は午前11時から午後6時まで。デザートアフタヌーンティーは税込み2750円。