松坂桃李 ドラマ「御上先生」で“官僚教師”役 「金八先生」「ドラゴン桜」…TBS学園ドラマに新風
俳優の松坂桃李(36)がTBSの看板ドラマ枠「日曜劇場」に初主演する。来年1月期の「御上先生」(日曜後9・00)で、演じるのは“官僚教師”。同局では2021年の「ドラゴン桜」以来の学園ドラマで、松坂は「学校で起きる一つ一つの問題が社会全体の問題につながっているということを強く打ち出しているドラマ」とアピールした。 【写真】松坂桃李 緑髪&ハイブランドのガウンまとった姿公開!「ゴージャス」 ドラマオリジナルの教育再生物語だ。主人公は東大卒で、「日本の教育を変えてやろう」と文部科学省に入ったが、現実は異なると感じている官僚。出向で私立高3年の担任教師になったことを機に、生徒を導きながら教育制度を現場から壊して権力に立ち向かう。 同局学園ドラマの主人公は、「3年B組金八先生」が熱血教師、「ドラゴン桜」がズバズバと斬り込む指南役だった。今作はどちらとも異なり、また新たな教師像が描かれる。内に秘めた熱い思いはあるが、官僚らしくクールに淡々と生徒を諭して教育制度の疑問点を考えさせる人物。松坂も「誰か一人が解決していくのではなく、みんなで向き合い、考えていく」と話している。 松坂の日曜劇場出演は大ヒット作の「VIVANT」(23年)以来。同作や「アンチヒーロー」(24年)を手がけた飯田和孝氏がプロデューサーを務める。松坂は「日曜日の夜にこのドラマを見て、翌日から学校や職場で考えたり、話し合う機会があちこちで生まれたら幸いです」と願った。 生徒役はオーディションで選ばれた29人で、14日に発表予定。新たなスターが生まれるかにも注目だ。(山内 健司)