憂鬱な梅雨も読めば気分も晴れやかに 呼び名や気配の情緒感じる「雨辞典」「雨小説」 書店バックヤードから
藤井 雨が降っているという描写だけで、室内の場面にも湿度を感じます。雨の名前や写真はきれいですが、やっぱり不穏な気配との相性もいい。行楽日和のお天気だったら、お話の印象が変わりそう。
大橋 確かに。死神が猛暑日に汗だらだら流しながら、タンクトップで調査していたら嫌ですもんね。
佐々木 そう思うと、雨にはいろんな情緒がありますね。
百々 雨の名前や降り方を知ってからだと、物語の景色がより思い浮かんでいいかもしれないね。