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（ブルームバーグ）： ３日の欧州株は下落。中東での紛争が拡大し、世界経済に打撃を及ぼす恐れがあるとの懸念が強まった。

ストックス欧州600指数は0.9％下落。約２週間ぶりの安値で引けた。業種別株価指数は総じて下落したが、エネルギー株は原油高を手掛かりに値上がりした。

欧州債市場では、英国債の利回り曲線がブルスティープ化。トレーダーはイングランド銀行（英中央銀行）の利下げ観測を強めた。ベイリー総裁が、インフレが抑制された状態が続けば、同中銀は金利引き下げについてより積極的になる可能性があると述べたことに反応した。

ドイツ債は下落。中東で地政学的な緊張が高まる中、ブレークイーブンレートが上昇した。

トレーダーは英中銀による来月の利下げを25ベーシスポイント（ｂｐ、１ｂｐ＝0.01％）、年末までで42ｂｐと織り込む。いずれも前日から２ｂｐおよび７ｂｐ上昇した。

フランス債は下落。パフォーマンスは他のユーロ圏国債を下回った。同国は増大する赤字の抑制に苦戦している。

イタリア債はフランス債をアウトパフォーム。ジョルジェッティ財務相は、赤字削減を目指す動きとして、近年の経済混乱から最も恩恵を得た企業への課税引き上げを計画していると明らかにした。

10月3日の欧州マーケット概観（表はロンドン午後６時現在）

原題：Bunds, Gilts Diverge as Bailey Talks Rate Cuts: End-of-Day Curve

European Stocks Slip as Mideast Conflict Weighs, Italy Lags

（抜粋）

--取材協力：Michael Msika.

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