【マーメイドS】永島まなみ JRA通算100勝にあと「4」!個性派アリスヴェリテと初コンビで重賞初星へ
「マーメイドS・G3」(16日、京都) 今年も順調に勝ち星を伸ばし、13日現在で18勝をマーク。JRA通算100勝にあと「4」と迫っている永島まなみ騎手(21)=栗東・高橋康。自身10度目の重賞騎乗となる今回は、前走の2勝クラスを大逃げで勝ち上がった個性派アリスヴェリテとコンビを組む。初騎乗となるが相棒の特徴はしっかりと把握済み。軽量50キロも追い風に、初のタイトル奪取へ突き進む。 今年はここまで18勝をマークする永島まなみ。50勝を挙げた昨年同様、順調に勝ち星を積み上げているが慢心はない。「たくさん勝たせてもらっていますが、道中で脚をためながら我慢させるなど、まだまだ課題はたくさんあります。現状に満足せず頑張りたい」。藤田菜七子に次ぐ、女性騎手としてのJRA通算100勝まで、あと4勝としているが、それもあくまで通過点の一つとして捉えている。 そんな飽くなき向上心を秘めるまなみは今回、前走の2勝クラスを大逃げで勝利した個性派アリスヴェリテと初コンビを組む。調教でも騎乗経験はないが、同じレースで対戦しており、映像も見返して特徴は把握済みだ。「前走はハイペースでも粘っていたように勝負根性がありますよね。50キロもいいと思いますし、この馬にとって一番の競馬ができれば」と一発のイメージを膨らませる。 そんな相棒の最終追い切りは13日、栗東坂路を単走。しっかりと追われて4F51秒8-37秒4-12秒1をマークした。柴田助手は「いい動きでしたね」と納得の表情を浮かべ、「プラス10キロでふっくらと見せていた前走と同じぐらいで行けそう」と馬体の充実に目を細める。週末は雨予報だが「多少の雨なら大丈夫。斤量も軽いし、逃げた方が持ち味を生かせそう」と前走の再現に期待した。 昨年7月のCBC賞で重賞初騎乗を果たしたまなみ。そこから1年足らずだが、今回が10度目の重賞騎乗となる。「重賞の舞台ではいつも以上に気を引き締めていますが、レース自体は平常心でいけています」と堂々としたもの。さらなる高みを目指し、混戦のハンデ重賞で飛躍のきっかけをつかむ。