ドジャース・大谷翔平、8日からVSヤンキース 全米も注目のワールドシリーズ前哨戦
【ピッツバーグ(米ペンシルべニア州)6日(日本時間7日)=竹濱江利子通信員】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手(29)はパイレーツ戦に「2番・DH」で出場し、6打数1安打だった。7日(同8日)からは両リーグトップの勝率を誇るヤンキースとの3連戦。昨オフは両軍ともに大谷、山本由伸投手(25)の争奪戦を繰り広げ、ド軍に軍配が上がった。ワールドシリーズ前哨戦とも呼べる全米注目のカード。因縁渦巻く東西の雄がヤンキースタジアムで相まみえる。 トップオブトップがニューヨークで激突する。大谷、山本を擁する西の名門ドジャースが、東の名門ヤンキースと7日(日本時間8日)からヤンキースタジアムで3連戦。ワールドシリーズ前哨戦とも呼べる好カードにロバーツ監督は高揚感を隠せなかった。 「特別な要素がたくさんあるシリーズだ。スポーツ界で最も多く語り継がれてきている球団だろう。ドジャースにはショウヘイ、ヤンキースにはソトと両チームにスーパースターがそろっている。ヤンキース対ドジャース戦には重みがある」 さまざまな因縁が交錯する。昨オフにはフリーエージェント(FA)になった大谷を巡る大争奪戦に両球団も参戦。ド軍が10年総額7億ドル(約1015億円=為替レートは入団合意時)で制し、さらに山本も投手史上最高額となる12年総額3億2500万ドル(約465億円)で獲得した。2人の活躍もあり、チームは勝率・609でナ・リーグ西地区を独走中。一方、ヤ軍は両選手を逃したものの、パドレスから若き大砲ソトをトレードで獲得して打線を強化。両リーグトップの勝率・703でア東地区を独走している。 怪物が一同に集う。ド軍には大谷、ベッツ、フリーマン。ヤ軍にはジャッジ、スタントン。MVP(最優秀選手)経験者の野手が5人そろい、米大リーグ公式サイトは「一回から見逃すな」と特集記事を掲載した。9日(同10日)の第3戦はスポーツ専門局「ESPN」で全米中継される。 さらに、プロボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31)=大橋=がこの日、ニューヨークで開催された全米ボクシング記者協会(BWAA)による夕食会に出席。第1戦を〝モンスター〟が観戦に訪れる予定だ。