三浦瑠麗氏「東京の非革新系の票は500万票以上」7日投開票の都知事選前に独自見立てをX投稿
国際政治学者の三浦瑠麗氏は3日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、7日に投開票される東京都知事選を前に、投票率の見通しや得票の推移などについて持論をつづった。 【画像】三浦瑠麗氏のXから 「東京都知事選の投票率、前回の55%は超えるだろう(634万人超の投票)」と、投票率は前回2020年の55%を上回るとの見通しを表明。その上で「問題は、東京で投票率が上がると何が起きるか。ここ10年余りを見れば追加票は流れにのる傾向があり『革新』色はない。美濃部都政はわたしが生まれる前だ」と投稿。投票率が57・80%だった2011年都知事選では4選された石原慎太郎氏が約261万票、東国原英夫氏(約169万票)と渡辺美樹氏(約101万票)が合計で約270万票を獲得し、共産党の小池晃氏は62万票あまりだったことに触れ「単純化すると東京の非革新系の票は500万票以上あるということ」と指摘した。 続けて「投票率62・6%の平成24年、猪瀬(直樹)氏の得票は433万票、宇都宮健児氏が96万票、松沢成文氏が62万票だった。現職にチャレンジする側に革新色が強いと500万票の層が離れる」とした上で、今回の都知事選の構図をめぐり「戦略的投票を呼びかけている二位につけた候補の支持者などもいるが、おそらく非現職の票は分散するものとみられる」と分析した。 別の投稿では「数字というのはどう扱うかによって解釈が異なる。だが、東京においてふわっとした改革路線イメージ×知名度票が634万票のうち500万票以上あることは事実だろう(投票率が上がっても傾向が変わるわけではない)」として「それを革新票とドッキングするのはそもそもかなり難しいことだ」とも、あらためて指摘した。