【現代に甦った名作椅子】デンマークの巨匠が生み出した「美しすぎるロッキングチェア」をわが家へ
美しい造形美に、快適な座り心地......。たった一脚でも、住まいを洗練の空間へと昇華させてくれる「名作」と呼ばれる美しき椅子を厳選紹介。今回は、近年復刻したものなど、現代に甦った往年の名作椅子をピックアップ 【写真】現代に甦った名作椅子5選
ハンス J. ウェグナーの「CH45 ロッキングチェア」
無駄を削ぎ落とした快適性と機能性の本質を追求し、約500点の椅子をデザインしてきたデンマークを代表する建築家・デザイナーのハンス J. ウェグナー。そのあくなき探究心と長きにわたる試行錯誤から生まれたのが、こちらの「CH45 ロッキングチェア」だ。発表当時、美しすぎるロッキングチェアとして話題を呼ぶも、短期間しか販売されなかった伝説の名作が、2023年秋、待望の復刻を遂げた。 1965年にデザインされた「CH45 ロッキングチェア」は、シェーカースタイルを彷彿とさせる北欧らしいシンプルな軽やかさとエレガントさを融合させた佇まいが特徴。フレームにはFSC®認証を受けたオーク材を使用、座面は約213メートルのペーパーコードを手作業で編み上げるという非常に手間のかかる工程が取り入れられており、クラフトマンシップにこだわり続けたハンス J. ウェグナーのデザイン哲学が宿る。体を預けてゆらゆらとリクライニングできるだけでなく、すっとスムーズに立ち上がることができるのも、このロッキングチェアの魅力。さらなる快適さを求めるなら、別売りの座面とネック用のクッションを合わせるのもおすすめ。
「CH45 ロッキングチェア」¥302,500~/カール・ハンセン&サン カール・ハンセン&サン フラッグシップ・ストア東京/大阪 BY EMI ARITA