マカオのスーパーで両替詐欺した中国人の男逮捕…オーバーステイの女の隠蔵も発覚
マカオ治安警察局は7月4日、マカオ半島新口岸地区にあるスーパーで両替を装い詐欺を行ったなどとして50代の中国人(中国本土居民)の男を逮捕したと発表。 同局によれば、当該スーパー側から前月(6月)30日分の売上確認作業中に数字が合わなかったため監視カメラ映像を確認したところ、買い物客の男1人がレジスタッフに1000香港ドル(日本円換算:約2.1万円)紙幣をくずす両替を求め、スタッフの不意をついてカウンター上に置いた元の元の紙幣を取り戻した上、両替後の現金を受け取って立ち去る様子が映っており、詐欺被害に遭った可能性があるとの通報が寄せられたという。 通報を受けた同局が「天眼」と呼ばれる公共エリアの監視システム及びスーパーの監視カメラ映像の分析により容疑者の男の身元を特定。7月2日にスーパー付近にあるホテルの客室内で逮捕に成功したとのこと。 逮捕時、客室内には別の中国人の女が1人おり、調査の結果、この女がオーバーステイ状態だったことが発覚。男は同局の調べに対し、当日スーパーで買い物はしたが、その際の出来事は覚えていないが、オーバーステイの女の隠蔵については認めたという。同局では、男を詐欺及び違法入境・違法滞在者隠蔵の罪で検察院送致するとした。 マカオでは、額面の大きな紙幣で少額の買い物をし、釣り銭と元の紙幣の両方を持ち去る両替詐欺事件はしばしば報告されている。