米紙がイチローの愛される理由を特集。「愛され面白く厳格で手本になる」!
史上30人目の3000安打に残り3本とカウントダウンに入ったイチロー外野手(42)は、現地時間28日(日本時間29日)に本拠地マイアミで行われたカージナルズ戦もスタメン出場しなかったが、連日のように米国メディアは、イチローの近づく偉業に関して報道を続けている。 米スポーティングニュース電子版は、現地時間28日に、「愛されるイチローは、面白く、エキサイティングで、今も本当に素晴らしい」というタイトルのコラムを掲載した。 コラムの著者であるライアン・フェーガン記者は、2001年にシアトルで初めてイチローのプレーを観戦した時に、大叔父に「イチローセクション」に座るように薦められたという。背番号とUFO関連施設という都市伝説のある場所に重ねて“エリア51”と呼ばれるライトスタンド席だ。 同記者は、その時の様子をこう振り返っている。 「イチローが何かをするたびに、ボールを捕球し、走者を刺し、打席に入り、息をするたびに、ファンは興奮していた。美しい球場でイチローが生み出す興奮があり、とてもおもしろかった」 筆者は、それから時が経ちイチローが大記録の達成に迫っている現在に感慨深い思いを抱き、マーリンズのチームメートにイチローの人柄について取材した内容をまとめている。 クリーンナップの一角を任されているレフトのクリスチャン・イェリッチはこう話したそうだ。 「彼はとてもおもしろい人なんだ。毎日、彼のまわりでともに時間を過ごすのはおもしろいこと。彼は自由でリラックスしていて、よいチームメート。彼といっしょにプレーできることを僕は本当に楽しんでいる」。 2番打者、三塁のマーティン・プラードは、同記者の質問に対し、「彼ほどルーティンを崩さない選手は見たことがない。素晴らしい選手というのは、長い間、何かに忠実なのだろうけれども、彼は、彼にとっての何かをずっと長い間やってきている。イチローが成し遂げてきたのは、努力し続けること。彼とチームメートになって、彼が毎日、全てのことにどれだけ厳格であるかに気が付いたよ」と答えている。